神戸芸術工科大学 ファッションデザイン学科

神戸芸術工科大学

神戸でファッションを学べる大学

Oxidized/弥栄達明

特集:2012年度ファッションデザイン学科卒業制作選抜作品

ファッション企画コース:Oxidized/弥栄達明

今回の特集は、2月に行われた卒展出展作品より各コースの学生をピックアップして制作背景を含めて紹介します。

ファッションの一部として、音楽を楽しむことは既に常識になっている。また、ファッションと同様に、音楽もまたライフタイルに裏付けられたライフシーンと密接な関係を保っている。自分自身に置き換えると、ロックやパンクといった分野の音楽がそうだ。

ロックやパンクの定義は何か…について、大学の間ずっと考え研究してきたが、確かなことは(時代背景が干渉するが)路地裏で息づいてきた文化(カルチャー)を、メインストリートに持って行って爆発させたことだ。自分にとっては、内向的なこの性格を抱えながら、「誰かに何処かに向けて表現する」という手段を使いながら、ファッションのアプローチが出来ることを幸運に思う。

では、自分にとってのロックやパンクといった存在はどのようなものかを考えた時、それはやはり精神的なものでスピリッツとして身体に浸み込んでいる。「満足しない」「問題視する姿勢」「満腹にならない」…など、もっと将来的なことまで含めると「それらの精神を維持し続ける」ということだ。

今回の制作では、「エッヂの効いた」「少し尖った」テイストで、「ロックなアクセサリー」を心がけた。身体の一部として、精神の一部として、ずっと身につけておきたい。

(text: 瀬能徹准教授)

ネックレス制作作品(写真:弥栄達明)
ブレスレット制作作品(写真:弥栄達明)

制作時の学生のこだわり

「ロックなアクセサリー」を制作したいと考え、制作初期はロックのアルバムをこれまで以上に聴きあさった。そこで、ロックアルバムを聴いては、そのイメージのアクセサリーを制作するという作業を繰り返した。その作業の中で、グラフィックやファッションや音楽との関係が少しずつ分かってきたように思う。

また、それらの関係について興味深く考えるようになって、制作したアクセサリーやグラフィックや同じテイストのインテリアなども含めて写真を撮るようになった。これまでとは違った解釈で写真を観るようになり、表現は無限大と実感することができた。

4年間ファッションについて学べて、本当にラッキーだったと思う。

弥栄達明
好きなことをするのは難しいけれど、それを続けることは本当に難しい。大学生活の中で僕が身につけたのは、「続ける」ということ。うまくいかないことの方が多いのだけれど、続けることの中からカタチになっていく目標があるのです。ファッションデザインは、華やかなイメージがありますが、地道に積み重ねていく努力が一番不可欠だと思っています。