神戸芸術工科大学 ファッションデザイン学科

神戸芸術工科大学

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特集:授業の進み方

ファッション企画コース:ファッションデザイン実習C -減災ファッション- 2年次前期

今回の特集は、各コースの制作の進め方を、それぞれの授業をピックアップして写真と文章で紹介します。

概要

本年度のテーマは、「減災ファッション」です。「減災」とは避けることのできない災害に対して、被害をできるだけ少なくするための備えという考え方です。
災害を「日常生活の延長の上で誰もが被る可能性のある事象」として捉え、日頃から使用しているモノが、いざ災害発生時や被災時にも有効に機能することを、あらかじめデザイン設計の段階から取り入れる考え方です。先ず、被害状況を把握し、市販の減災グッズをリサーチしました。そして震災時の問題点を見つけ出し、その解決策を提案し発表しました。この授業を通じて、「社会とファッション」の関わりについて考え、安全・安心な社会を創るための提案力を身に付けて欲しいと思います。

プロセス

先ず、震災時・震災後の被害状況を学ぶために、人と防災未来センターに行きました。ここでは、阪神・淡路大震災の記憶を残すために、資料の収集や保存、公開を行っています。また、後世の人たちに残し伝えるために、震災直後のまちの展示や防災・減災ワークショップも実施しています。経験した事のない学生たちは、語りべから震災の被災状況を聞き驚いていましたが、減災ファッションをテーマとした意味を理解してくれました。

次は、グループ毎に、震災に関して感じた事を付箋に書き出し、KJ法で意見を集約していきました。
その内容から最も関心のある事をテーマとし、カッコイイ、わかりやすいネーミングを考えました。
まず、「誰が、どこで、どういうことに困るから」を設定し、「日常的に使用しているものにどういう機能がある?」を考えます。それが、災害時に「どういう使い方ができたら助かる!」の様々な工夫を考えました。

テーマに基づいて、各自、作品を制作します。例えば「Tough Woman」(タフ ウーマン)-災害時でも強くかわいくなりたいあなたへ-をテーマに、災害時でも対応できるファッションアイテムを制作しました。例えば、防寒防水できる撥水性生地とデニムを使用したリバーシブルの巻きスカート。いつも使う鞄が災害時は防災頭巾に!など。これを機に、災害から身を守り、心を癒すファッションデザインを考えて欲しいと思います。