神戸芸術工科大学 ファッションデザイン学科

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特集:授業の進み方

テキスタイルデザインコース: テキスタイルデザイン演習Ⅱ 3年次前期

今回の特集は、各コースの制作の進め方を、それぞれの授業をピックアップして写真と文章で紹介します。

概要

テキスタイルには様々な技法がありますが、その中でも基本となる3つのテクニックについて学ぶ授業です。編(ニッティング)、捺染(プリント)、織(ウィービング)の基礎を全員が一通り経験します。ニッティングではコンピュータジャガード編み機の原理を学び、デザインした文様をパソコンに入力、機械で編み出します。ウィービングではデザイン→設計→糸の染色→経糸の準備→織→仕上げまでの一連の工程を学びます。プリンティングではデザインから原画を作成し、紗張り、製版といった工程を経てシルクスクリーンで布にプリントします。今回は神田壮保君にスポットを当てて紹介します。
15回の授業の中で、1~7回目まではニッティングとプリンティングを同時進行し、8~14回目まではウィービング、15回目に講評会を行いました。

プロセス

編(ニッティング)

「ジャガードニットのクッション」
神田君はテディベアをモチーフにデザイン。糸の色や種類で仕上がりは変わって来るので、何回も試作を繰り返しながら糸を決定。数が多いので何回も分けて機械から編み出し、一つずつ中に綿を詰めて仕上げました。カラフルなクマ達(両面にちゃんと模様があります)が集まって一つの作品になりました。写真はそれぞれのデザインが編み出されて喜んでいる場面。

捺染(プリンティング)

「アジアの花―イスラエル―」をテーマに浴衣を制作。今回は国別に集まったメンバーによるグループ制作です。まずはリサーチし、次にみんなでアイデアを出し合いながらデザインを決めていきました。浴衣にするには模様の連続性(リピート)を考えなくてはなりません。限られた面積の中に模様を配置しながら調整。フィルム制作や製版、浴衣地へのプリント作業、仕立ての作業を役割分担しながら進めました。

織(ウィービング)

「チェックを織る」をテーマにマフラーを織りました。最初にイメージの基となる写真資料を選び、それを参考にパソコンでチェックの構成を考えました。使える色糸は4色でそのうち白以外の3色を自分で染色しました。写真は染めた糸を巻いているところです。神田君はビル群の写真からグレーの濃淡でチェックをデザイン。タイトルは「日々」。最後はスヌードの形に仕立てて、都会的なイメージの作品を完成させました。