神戸芸術工科大学 ファッションデザイン学科

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株式会社 ビームス 社長室室長 窪浩志先生 特別講義レポート!

本日7月2日木曜日、神戸芸術工科大学客員教授の、株式会社 ビームス 社長室室長 窪浩志 先生の特別講義が開催されました。その講義の様子をレポートします!

本日本学にお越しいただいたファッションデザイン学科客員教授の窪浩志先生。
まずは簡単なご紹介からお伝えします。

1962年生まれ横浜市のご出身。
主な経歴としては
ビームスインターナショナルギャラリー店長、
オリジナルブランド「BEAMS BOY」ディレクター、
ビームス創造研究所クリエイティブディレクター、
東京ディズニーシー5周年でのコラボレーション企画・コラボレーションストアー展開、
槇原敬之コンサートツアー 衣装デザイン担当、
ドイツ国際平和村への募金活動、
倉敷ファッションフロンティア審査員
株式会社ビームス社長室室長
・・・・
と、キラキラとまぶしい程のご経歴を目の当たりに、講義への期待が高まります。

講義の前には瀬能先生よりBEAMSについての説明もありました。

そして、いよいよ窪先生登場です。
どんなお話がきけるのでしょう?

まずはビームスのロゴからスライドははじまります。

自己紹介ではご本人の楽し気な写真が素敵です。
BEAMSは来年40周年を向かえる中、窪先生はBEAMS歴32年とのこと。人生の半分以上をBEAMSと共にすごしてきたのですね。

ファッションの知識や経験は全て現場で培ってきたと話す窪先生。
現場と独学で服飾辞典や専門書で勉強したと。

そして1998年、女性のニーズに答えて完成した「BEAMS BOY」を立ち上げ、当時まだあまり見ることがなかったメンズライクな女性のスタイルを提案。

様々なコラボレーションでのデザインもたくさんあり、
その中で例を挙げると
スマップTシャツ、Disney Sea5周年、10周年の店舗プロデュースや商品の提案、セブンイレブンへのステーショナリーの提案、槇原敬之さんのツアー衣装のデザインは8年ほどになるそう。

そして中川翔子さんのブランド「マミタス」ディレクター、ワタナベウエディング、東急ハンズとの「WORK HANDS BEAMS」、横浜DeNAベイスターズwith BEAMSなどなど。

そして話題は「デザインすること」とは。。というお話へ

「デザインすることとは」・・・
ダーゲットのお客様に対して、「この人がこの商品を手にした時にどうなってほしいかを考えること」との事。

その為には、日常生活で興味を持った物や景色や、様々なことを集積して自分のやりたいことを決めていくこと、そして自分の作りたい物を誰に共感してほしいかを考えることが大事。

ターゲットを定める為に新聞を読んで政治、経済を含めた世の中のトレンドを見る・知ることが大事。

「もの」を考えるだけでなく、受け手の環境を考えることが「デザインする」ということ。

自己主張として尖ったことをしたい人でも、メインストリームを知らなければその裏をかく事はできない。つまり世の中の動向を知る事は物作りの第一歩。

大事な事をたくさん話してくださっています。

そしてこの消費ピラミッド。
上から順に、
サイバー・・・オタクとよばれるほどの人々
イノベイター・・・流行に敏感な人々
オピニオン・・・流行を取り入れている人々
マス・・・ボリュームとして流行を広める人々
ディスカウンター・・・流行をあまり気にしない人々

このピラミッドの、どの層をターゲットとしてブランドやデザインを考えるか?それをきめたら後はクリエイティブな妄想作業に入るそう。

私達が作っているものは人をハッピーにする為であり、コモディティの中からより人に好感を持てる物を選んで身につけている。



冒頭の40分程でデザインをすることについての大事な、理念であり方法であり、思考術であり、まさに学生さん達が日々学ぶべきことについてとても完結でわかりやすくお話をしてくださいました。

このあと、ディレクションをされているマミタスの店内や商品や、窪先生のお仕事についてのより具体的なお話がつづきます。


そして最後は皆で記念撮影。
そんな事も快く受け入れてくれる、とても気さくな、5月の日だまりを感じさせるお人柄の窪先生でした。


またこれからも、こんなお話が聞ける機会があることを楽しみにしています。