神戸芸術工科大学 ファッションデザイン学科

神戸芸術工科大学

神戸でファッションを学べる大学

岩崎陽平

2003年度卒 shoe maker / GEORGE CLEVERLEY

始めはワーキングホリデービザで渡英し、GEORGE CLEVERLEYに就職し、後に就労ビザを取得し現在に至ります。ビザの取得前に下見、見学及び、面接を兼ねて一度渡英し、何社かにお話を聞かせてもらいました。その時に自分の作品とポートフォリオを持参し、ビザが取れたら仕事を貰えないかと交渉を行い、3社中2社から興味を持って頂き、最終的に今の会社に良い話を頂きました。現在はボトムメイキングというパートを担当しており、日本語でいうと、釣り込み。そこから底付け、ヒールの積み上げまで行う(アッパーを木型に被せ、靴の状態に仕上げる仕事)パートです。
大学では、3年生の後期のファッションデザイン演習の授業で、課題制作と共に、トータルコーディネート出来るようにと考え、靴も同時に制作する事を企画しました。知人の伝手で、靴職人の方を紹介してもらい、助言を求め、出入りするようになりました。普段、授業を通じて服は、つくっていましたし、ミシンは好きだったので何とかなるんじゃないかと、たかを括っていましたが、いざやってみると全く駄目で、これほどまでに出来ないものかと愕然としました。しかし、それこそが始まりだったと思います。その縁から卒業制作も、ハンドメイドシューズの制作を企画しました。

もともと、自分にとっての靴というものは、ファッションやデザインに興味を持ったきっかけで、中学生当時のスニーカーブームがそれでした。将来はスニーカーのデザイナーになりたいと漠然と考えていました。そこにきて、ハンドメイドシューズと出会い、「靴を手でつくれるのか?!」という感動と、出来ると思っていた事が出来なかった悔しさとで、一気に虜になったように思います。その流れのまま、靴つくりをさらに深く学びたいと思い、卒業後は東京の靴の専門学校に進みました。
大学では、『モノづくり』と『コトづくり』を体系的に学び、現在の自分の土台となるものを得た様に思います。ものをつくる仕事をしていく上で、そのプロセスの重要性、また、その発端となるコンセプトの部分の大切さ。そして同時に、ものづくりを仕事にする厳しさも教えて頂いたように思います。今後については、まず、現状靴職人として今の会社に貢献できるよう。そして、またそれを通じて、社会に還元していけるよう日々是精進を忘れずに頑張りたいと思います。