神戸芸術工科大学 ファッションデザイン学科

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レポート「デザインの現場」杉浦政則さん!

こんにちは!

今回は特別講師は杉浦政則さんの「デザインの現場」第二回目をレポート致します♪

丸萬杉浦さんphoto1

 

杉浦さんは先染め織物である播州織の産元、西脇市にある会社

株式会社丸萬の営業部の次長兼チームリーダー。

播州織を発信すべく東京を拠点に活躍しておられます。

 

先染め織物とは糸の段階で染色を行い、

その糸を用いて構成された織物のことです。

色の組み合わせや配置から様々な柄を作りだします。

ストライプやチェック柄がその代表です。

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綿花の栽培が盛んで、加古川などの豊富な水資源があった事から

播州織は発展を遂げ、

主にメンズシャツを中心に生産してきました。

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しかし近年は中国や東南アジアの安い織物に押され、

シャツ地の生産だけでは生き残れない!

という事で様々なチャレンジをしておられます。

 

ひとつめは、テキスタイルデザイナーの育成、

メンズのシャツ地中心だった所からレディス用の生地の生産も開始、

メンズと比べて多素材、他品種なレディスの生地のノウハウを

あるテキスタイルデザイナーの方と契約をし、指導してもらったそうです。

 

そこからより、アパレルメーカーのブランドイメージに合った提案をしていけるように生産に直結したデザイナーの育成に力を注いでいます。

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各ブランドのテイストに合うようにイメージ画像などを加えながら生地を提案します。

なるほどビジュアルがあるとイメージしやすいですね!

 

もうひとつは海外に真似されない素材の開発です。

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フォトジャカードという数色の細い糸で写真のような柄を織れる技術。

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なんとこのジャケット、布にインクを用いてプリントしたのではなく糸で柄を表現しています!ミハラヤスヒロのジャケット

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こちらは群馬県の桐生織物とコラボをして開発した素材、

縦糸にフィラメント糸を使う事でしわになりにくく

発色の良い生地を作ることができます。

企業の制服用の素材として多く採用されています。

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最後に杉浦さんを囲んでみんなで質問タイム!

 

 

卒業制作に入っている4回生達はみんな興味津津!

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近くで見ると、その生地の繊細さにびっくり!

 

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最後に杉浦さんがおっしゃられた、大切な事。

「デザインは人を感動させ幸せな気持ちを与えるもの。

デザインをするためにはまず、

人間として立派な人であってもらいたいです。

立派とは何も偉い人という事ではありません。

人の痛みが判る人、人の喜びを一緒に喜べる人になってください。」

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杉浦さん、生地のことだけでなく仕事をしていく上での心がまえ

とても勉強になりました!ありがとうございました!

ついつい、学生たちと一緒になって質問しまくった、まちだでした(^^;)